2012年8月3日金曜日

自宅バカンス!


こんにちは。


今年は自宅バカンスってことで・・


何もしないで、ビーチチェアーに寝っ転がり


本ばかり読んでます。


色々読みましたが、中でもこの本が面白かった。






友達の笑顔印のクラスメート女子にお借りしました。


彼女も、万次郎と同じく高知県は土佐出身。


名前だけは知っていましたが、中浜万次郎より


ジョン万次郎の呼び方の方が聞き慣れていたため


初めは中浜という名字にピンときませんでした。


この本は、万次郎の孫にあたる方が書かれたものです。


万次郎の人生は漂流してから一転し、アメリカの教育を受け


再び日本にもどり、幕府の為に日本の開港の為に


働いた人物。とんでもない勇気と忍耐力の持ち主だと


私は感じました。






たしかに、万次郎は知れば知る程、すごいのですが。


この本を読みおわり、私がもっとも興味をひかれた人物は


右衛門です。万次郎と一緒に漂流した漁師です。


アメリカ船に助けられたのち、万次郎以外の漁師4人は


ホノルルに留まるのですが。


その後、万次郎もホノルルで合流。


再び、みんなで日本に帰るのですが・・・


なぜか、右衛門だけはホノルルに残ります。


後で調べたら、右衛門にはホノルルで家族を持っていて


留まる事を決意したとありました。


この本にもサラッと書いてあるだけで、


後の彼と万次郎との交流や、その後の虎右衛門の話は


全く出て来ません。


本書抜粋
「寅右衛門は三年前と同じで、どうしても日本に帰ろうといいません。ホノルルで大工仕事に打ち込んでいて。
今の生活に結構満足しているらしいのです。いくら勧めても、どうしても応じないので、右衛門は好きな様にさせて、あとは三人だけで日本へ帰る計画をたてるよりほかありませんでした。」


そうなんです。三年前も右衛門は一度は船にのったものの


出航まじかで、船から降りているんですよね。


そんなことで、とっても気になるので


日本に帰った暁には、高知のジョン万次郎資料館

行ってみたいと思います!


最後に、作者の平和を願う前書きの一文をご紹介します。


本書抜粋
「やさしいことばで書きましたから、中学生の読み物にも
むきましょうし、史実の骨筋は通じてありますので、大人の方々にもご覧頂くに堪えると思います。
ただ、同じ大人でも。日米両国親善の架け橋などと、上辺だけの体裁の良い言葉で、万次郎の貴重な体験を利用する事を許すわけにはまいりません。このような行為のおかげで。日本人もアメリカ人も、共に不幸な目にあって来たわけです。
こうしたうわべだけの繁栄の中に、どうしてほんとうの平和なんかあり得ましょう。


本書が発行されたのが1970年です。


まだ42年しかたっていませんが、悲しいかな


この文が新鮮に聞こえるのはなぜでしょうか。


























4 件のコメント:

あー坊 さんのコメント...

ビーチチェアーで寝そべりながら読書だなんて、優雅だね。
今日は、アンタとアタイの故郷(ふるさと)の花火大会に行ってきたよ。タマヤ~☆

IDK さんのコメント...

あー坊さんへ
コメントありがとうございます!
あたいも故郷とスカイプしました!
みんな元気でした。
おたくの事情は色々変わった?

あー坊 さんのコメント...

変わったことといえば・・・何と先月から、年下の義姉が出来ました(・。・;
報告し忘れてた・・・

IDK さんのコメント...

あー坊さん
あら!結婚式はすませたのかしら?
詳しくメールくだされ!