我が日本！

こんにちは。


フランスに戻り一週間経ちました。


こちらもすっかり春です。

ところで、今回の帰国ですが・・・


一応、移住ということなので、心決めて旅立ったつもりが


案外あっけらかんとしておりました。


両親と別れる時もお互い心を決めていたせいか


「あなたの後ろに沢山の日本人がいるとおもいなさい。
　日本人として恥ずかしくない様な行動をとりなさい！」


と親からいわれ。私も「了解です！」と敬礼しました。


祖母との別れはかなり笑えました。


祖母も歳なので、私はかなり感極まってしまい・・・


「私のこと忘れないでね・・・」といったのだけど


祖母からは「えっ？！何だって？！良く聞こえん！」


といわれ・・


涙を拭いながら「じゃあまたね！」と言ったら


「お互い頑張りましょう！」と冷静に言われました。


まあ、その通りだよな。ごもっともです。


そして、姉が空港まできてくれたのですが


泣き虫の姉は何だか張り切っていまして


「あたし、今日は泣くから！我慢しないからねっ！」


と弱いんだか強いんだか分からない感じでした。


少し早めに空港に着き、中華をたらふく食べました。


最後の別れでは、いつもの様に抱き合いながら


「またね〜（涙）」としんみりしていたのですが


突然、姉に言われました。


「いくちゃんのお腹があたってるよ。苦しい。。。」


そして、二人で泣き笑いしました。


そんなハプニングもあり、なんとか号泣は避けられましたが


なんと、時差で悲しみが訪れ・・・


飛行機が離陸する時に、なんででしょうか？


涙が止まりませんでした。


私にとって、日本は私の全てだったのだな。


「今まで、ありがとう」という気持ちが全ての人を通して


初めて実感した瞬間だったのだと思います。


止まらない涙を出発直前に姉からもらったハンカチで拭い


「ハンカチのプレゼントなんて、泣かせるじゃないのよ〜」


と思わず言ってしまいました。ありがとうね！姉よ！


そういえば、前回フランスから日本に行くとき


シャルルドゴール空港で見た、若い日本人の女の子達を


思い出しました。


飛行機に搭乗する前に言ってた言葉。


「これが最後のフランスの空気だよ！
　いっぱい吸っておこうね！」


可愛いな〜。なんて思ってたけど。


私も日本を去る時に、本当に同じ事おもった。


ああ、これが最後の日本の空気だ。沢山吸っておこう。


今でも、あの空気は忘れないぜ！我が日本！！